総合内科

特徴

全領域の内科疾患を対象として、外来診療します。もちろん重症症例も含みます。複数の病気をお持ちの場合,専門内科の境界領域のため受診すべき診療科が決まらない場合,全身的な評価や早急な初期治療が必要な場合など広く対応いたします。適切な診療科があれば紹介し,総合的な内科診断・治療を要する場合は当科で診療いたします。
専門科の揃った急性期病院においては、ひとりの患者さんを総合的に診ることのできる総合内科の存在意義は大きいと考えています。

担当医

氏名(役職) 認定医・専門医等
渡邊 精四郎
(名誉院長)
日本消化器病学会消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
日本超音波医学会超音波専門医
澤井 健治
(消化器センター係長)
 
香川 雄亮
(消化器センター係長)
 
上乃 誠
(係長)
 

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甲状腺外来

甲状腺とは前頸部に存在し、代謝に関わるホルモンを産生する臓器です。
ヨード摂取量の多いわが国では甲状腺疾患が多いことが知られており、代表的な疾患としてBasedow病、橋本病があげられます。

Basedow病は甲状腺ホルモンの過剰により動悸、手の震え、発汗過多、食欲亢進、体重減少といった症状がみられます。Basedow病では時に眼球突出がみられ、重症化すると物が二重に見える複視といった症状を呈することもあります。治療法としては薬物療法、外科手術、アイソトープ療法がありますが、わが国では薬物療法で治療されることがほとんどです。

甲状腺疾患は女性に多いですが、その中でも橋本病は特に女性に多い疾患で男性の10~20倍発症しやすいといわれています。治療の必要としない軽症例を含むと女性の20~30人に1人は橋本病を有すると考えられています。橋本病はBasedow病と反対に甲状腺ホルモンが不足することで頑固な便秘、冷え性、食欲の低下、浮腫、倦怠感、体重増加等の症状を呈します。治療法はチラーヂンといわれる合成甲状腺ホルモン製剤を内服していただくことになります。
また、本来は治療の不要な橋本病でも不妊の原因となることが分かってきており、不妊にお悩みの方は一度甲状腺機能をチェックしてみてもよいかもしれません。

上記の疾患以外にも亜急性甲状腺炎、無痛性甲状腺炎、化膿性甲状腺炎、腺腫様甲状腺腫、甲状腺癌等の疾患があります。

健診にて甲状腺の腫大を指摘された方、上に書かれているような症状が気になる方は当院甲状腺外来までご相談ください。

担当医

氏名(役職) 認定医・専門医等
村尾 孝児(非常勤)