心臓リハビリテーションとは

心臓病や血管疾患治療を受けた後に行う運動療法、生活指導、栄養指導、薬剤指導、講習会による様々な方面からアプローチすることによって、再発予防や早期社会復帰を支援するプログラムです。

心臓リハビリテーションの効果

  • 心肺機能がよくなり、体力がつきます。
  • 血のかたまりができにくくなることで、狭心症や心筋梗塞を予防できます。
  • 動脈硬化の進行を妨げ、原因となる危険因子を是正します。
  • 自律神経が安定し、精神状態が安定します。
  • 筋肉や骨がきたえられ、老化を防ぎます。

急性期心臓リハビリテーションプログラム

心臓血管治療後や心臓機能が低下している時は、循環動態が不安定な状態であり、点滴・心電図などの医療機器が体につけられています。医師の管理の下で全身状態に応じ慎重に安静度の拡大を行いながら、できるだけ早くから心臓リハビリテーションを開始します。

通院型心臓リハビリテーションプログラム

  • 退院後も可能な限り5カ月間、心臓リハビリテーションを続けて頂きます。
  • 運動指導、栄養指導、服薬指導、生活指導などの講習会を開催します。
  • 定期的に一人一人の適正な運動強度を見極めるための運動負荷試験や大腿四頭筋筋力検査などの身体機能検査を行います。その結果から、運動処方を作成し、運動療法を続けていきます。

対象疾患

急性心筋梗塞・狭心症・開心術後・心不全・大血管疾患(解離性大動脈瘤、胸腹部大動脈瘤、末梢動脈疾患)

ご案内

【日時】 水・金 13:00~15:00
【場所】 2階 リハビリテーション室

【運動の流れ】

  1. 問診、安静時の脈や血圧を測定
  2. ウォームアップ(10分)
  3. 有酸素運動(エアロビクス、エルゴメーターなど各15~20分)
  4. クールダウン(10分)
  5. 安静時の脈や血圧を測定し、終了

【通院する利点】

  • 問診から始まり、医師・看護師・理学療法士などの同席のもと、心電図をつけ、安全に運動が行なえる環境がある
  • 1~3ヶ月おきに1度、運動の効果を評価し、再度運動プログラムの作成を行なう
  • グループ訓練を通して、仲間づくりができる
  • 疑問点,不安点などがあれば、すぐに聞ける環境がある

【準備物】

  • 水分補給
  • タオル

通院型心臓リハビリテーション風景

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