はじめに

当センターは2007年に開設して以降、スポーツ障害・外傷から加齢による変性疾患まで、主として膝関節の機能障害に対し専門的に取り組み治療を行ってきました。開設して10年以上が経過し、おかげさまで県内はもとより県外からも多くの患者さんにご来院頂けるようになりました。さらに、2018年からは肩関節や肘関節を専門とする上肢部門も開設し、より充実した治療が行えるようになりました。これからも従来県下には存在しなかった専門診療科として皆様が安心して診療を受けられるよう日々診療に取り組み、更に最先端の医療を受けて頂けるために研究にも従事していきます。

下肢部門

詳しい診療内容

膝に水がたまる・立ち座り動作や階段昇降で痛みが出る等の変形性関節症の症状でお困りの方や、膝の違和感や外れる感じ・引っかかり感などの靱帯損傷や半月損傷でお困りの方など、下肢関節に関する障害でお困りの場合には当科外来を受診して頂きお気軽に御相談下さい。患者さん一人一人に対して十分な検査と診察に基づいて状態を診断し、手術を含めた適切な治療法を選択してご提供致します。

1)主な手術紹介

人工関節置換術 高位脛骨骨切り術 変形が高度な場合 変形が一部に限局 内反変形軽度 内反変形高度

鏡視下前十字靱帯再建術 鏡視下半月縫合術 再建直後 一年後 縫合直後 一年後 鏡視下半月部分切除術 切除前 部分切除術後

2)主な手術実績

人工膝関節全置換術 人工膝関節単顆置換術 高位脛骨骨切り術 前十字靭帯再建術 半月板手術

上肢部門

2018年から肩関節や肘関節を専門とする診療を開始しました。肩や肘関節は体重の負荷がかかる下肢関節とは異なり、骨の変形を生じてしまうことが少ないのが特徴です。したがって、その痛みの原因の多くは関節や筋肉の働きの異常(機能不全)であり、レントゲン所見では正常であることがほとんどです。筋肉や関節の機能不全は湿布や痛み止めを用いても改善しません。当科では、詳細な診察により痛みの原因や病態を診断し、リハビリを中心とした根本的な治療を提供することに努めております。また、超音波機器を用いた注射(ハイドロリリース)やサイレントマニピュレーション(日帰り関節授動術)も積極的に行い、アスリートや難治性五十肩(凍結肩)の治療効果促進に努めております。
手術が必要な場合は、関節鏡を用いて最小侵襲で行っております。肩腱板断裂をはじめ、反復性肩関節脱臼、肩鎖関節脱臼、変形性肘関節症、難治性テニス肘、外側型野球肘などの肩や肘関節で手術を要する傷害のほとんどを関節鏡で行っております。また、肘離断性骨軟骨炎に対する骨軟骨柱移植術や、人工肩関節置換術などの特殊な手術も行っております。
アスリートからご高齢の方まで肩や肘の痛みでお困りの際はどうぞお気軽にご相談ください。

1)主な手術紹介

鏡視下腱板修復術 腱板断裂部 修復前 修復後

鏡視下関節唇修復術(バンカート法) 関節唇剥離部 修復前 修復後

人工肩関節置換術 通常の人工関節 リバース型人工関節 粉砕骨折に対する人工関節

主な肘関節手術 鏡視下遊離体摘出 鏡視下骨接合 骨軟骨柱移植

2)主な手術実績

  2018年 2019年
鏡視下腱板修復術 57 72
鏡視下関節唇修復術 9 10
人工肩関節置換術 12 8
肩関節鏡手術(その他) 15 16
肘関節鏡手術 14 12

後期研修医募集について

担当医

氏名(役職) 認定医・専門医等
五味 徳之
(関節外科センター長)
日本整形外科学会整形外科専門医
身体障害者認定医
大西 和友
(関節外科センター課長)
日本整形外科学会整形外科専門医
日本整形外科学会スポーツ医
日本体育協会公認スポーツドクター
近石 宣宏
(関節外科センター課長)
日本整形外科学会整形外専門医

診療予定表はこちら

関節リハビリテーション