はじめに

今を生きる女性の健康を女性医師が心身両面からサポートする、これが女性漢方外来の掲げる目標です。女性医師による診察を希望される体調不良を感じている女性であれば、どなたでも受診することができます。紹介は必要ではありませんが、初診ではお話を伺うのに30分の時間を必要とするため、あらかじめ電話で の予約申し込みをいただくことにしています。

生活環境の整備と医学の進歩によって、私たちは感染性疾患や外傷からは守られるようになってきました。その反面、生活習慣病や心身症など、自分自身あるいは自分と環境の関係に原因や解決方法がひそんでいる病気が増えています。また、検査をかさねてもはっきりとした病気とはいえない体調変化いわゆる未病に悩む方も増えています。性周期やその変化に代表される女性特有の病態も、時間が解決してゆくという姿勢で対応される例も少なくないでしょう。残念ながら現代の一般的医療体制は、こうした状態に十分に対応できているとは言えないように思われます。

女性漢方外来では、適切な診療部門へご紹介することで現行の医療体制を十分に活用していただくと同時に、統合医療的立場に立って心身両面から健康をサポートすることを目指しています。具体的な方法には漢方などの東洋医学、アロマセラピー、ストレスのセルフコントロール方法があります。それぞれどのような方法なのか簡単にご説明いたしましょう。

詳しい診療内容

漢方

漢方治療は現代医学で治療の対象になりにくい症状(不定愁訴、自律神経失調症など)や治療効果があがりにくい病気に対する心強い味方です。ご存知のように漢方に代表される東洋医学は、数千年の昔から一人一人の体質に焦点をあてた治療方法をとっています。同じ病名がついても体質によって違う薬が選ばれることもしばしばです。体質を的確に把握すると、異なった複数の症状を一つの薬で改善させることもできるのです。一つ一つの症状にそれぞれ違う薬を使わなくてはならない現代医学との大きな違いです。漢方は、男女の違いはもちろん一人一人の特色をとらえてそれに対応しようとする、まさにオーダーメイド医療なのです。

ストレスコントロール

現代人が悩む病の原因にストレスがあげられないことはないといっても良いでしょう。生活習慣病、がんなどの病気が発生したり、悪くなったりすることの原因にストレスがあるともいわれています。ではストレスとは何でしょうか。自分とは関係のない外の世界から勝手にやってくる意地悪な厄介者でしょうか。いろいろな考え方があると思いますが、ストレスを、自分が状況をどのようにみているか、受け取っているかという視点からとらえ直してみることもできると思います。セルフコントロール法を取り入れることによって、環境そのものを変える必要なしに(変えることができないものがほとんどですね)ストレスの自分への影響をより楽な方向に変化させることができるのです。

女性漢方外来では、訪れた方が自分自身の体と心の変化に気づき、生活のなかで自らをケアし癒されて明日への元気を維持してゆく、そのためのお手伝いができればと願っています。

担当医

お名前/役職 認定医・専門医等 所属学会等
野萱 純子
(女性漢方外来部長)
日本麻酔科学会麻酔科専門医・指導医、日本ペインクリニック学会ペインクリニック専門医
厚生労働省麻酔科標榜医
ナード・アロマテラピー協会アロマ・アドバイザー
日本麻酔科学会
日本ペインクリニック学会
日本緩和医療学会
日本性差医学・医療学会
日本東洋医学会
日本アロマセラピー学会
日本疼痛漢方研究会
ナード・アロマテラピー協会

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