当科の特徴
リハビリテーション科では、各分野のリハビリの専門スタッフが患者さまの機能回復と日常生活動作自立のお手伝いをさせて頂きます。
主な疾患
- 脳卒中その他の脳疾患
- 脊髄損傷、その他の脊髄疾患
- 関節リウマチ、その他の骨関節疾患
- 言語発達遅滞
- 神経および筋疾患
- 切断
- 呼吸器・循環器疾患
- その他(熱傷など)
詳しい診療内容
リハビリって何?
- 病気やケガが原因で病院へ入院すると、ベッド上で安静を強いられる時期があります。
ベッド上での安静は患部の回復を促しますが、同時に本来の体力を低下させます。
たとえば、- 手足を中心とした筋力が低下する。
- 肺呼吸機能が低下する。
- 血液の循環機能が低下する。
- 刺激が少ない場合記憶や思考に影響が出る。
- 脳卒中により身体に麻痺が生じた。骨折などでギプス固定や手術した。といった後は、関節、筋肉、神経などが上手く働かず、社会復帰する際の妨げとなる場合があります。
そこで、リハビリの登場です。
リハビリではこれらの状態を改善するため、訓練を通して、社会復帰へのお手伝いをさせていただきます。
どんな訓練をするの?
療法士(私たちリハビリスタッフ)が医師、看護師などと相談し、訓練計画をたてた上で指導・訓練をさせていただきます。
例をあげると
- 手足の関節を動かして関節、筋肉などを柔らかくする。
- 低下していた筋力を向上させる。
- 麻痺した筋肉に刺激を与える。
- 呼吸が楽に出来るようにする。
- 全身の循環が良くなるようにする。
- しっかり歩けるようにする。
- 日常生活に則して動けるように動作の練習をする。
- 運動する際気をつけることを説明する。
などです。
どうやってリハビリを受けるの?
当院では、入院患者さまの多くは早期の退院に向けてリハビリを積極的に取り入れさせていただいております。入院後、体力の低下や痛み、日常生活への復帰に不安を感じられたら、医師に相談しリハビリをしてみましょう。
理学療法部門
運動療法(筋力増強訓練、関節可動域訓練、歩行訓練など)や、日常生活動作訓練を行いながら、患者さまの機能改善、能力向上に努め、社会生活に復帰するお手伝いをさせて頂きます。
作業療法部門
運動・感覚・認知・心理・社会的技能の統合された生活上の諸動作について治療・訓練・援助を行う療法です。手の機能評価および治療を通して生活技能の向上を図り、仕事や家庭などの社会に復帰するお手伝いをさせて頂きます。
言語聴覚部門
主に脳疾患後、呂律がまわらない(構音障害)、思ったとおりに話せない(失語症)、むせて食事ができない、うまく食物が飲み込めない(嚥下障害)といった方を対象として、口や喉の運動や話す練習を行い、各機能の維持・向上を図り、社会や日常生活への復帰を支援させていただきます。 また、「うまく発音できない音がある」「ことばの数がなかなか増えない」など、ことばの発達が気になるお子さんや「落ち着きがない」「こだわりがある」など行動面が気になるお子さんに対しても、一人一人に合わせた助言や指導をさせて頂きます。
訓練の時間や頻度はどのくらいなの?
患者さま個々で違いますが、患者さまの状態に応じて、また、患者さまの希望も反映して訓練の時間や頻度を決定させて頂いております。
訓練は入院の方で週に約4~6回、外来の方で約1~2回で、1回の訓練時間は約20分~60分です。
訓練には1対1の個別療法のみ実施しております。
当院リハビリテーション科では医師を中心に他スタッフと連携をとりながら総合的な援助を心がけております。
御不明な点がございましたら、いつでもご連絡ください。
回生病院 電話0877(46)1011
リハビリテーション科 受付 中村まで
担当医
氏名(役職) | 認定医・専門医等 | 所属学会等 |
---|---|---|
森田 哲生 (副院長) |
日本整形外科学会整形外科専門医 日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医 |
日本整形外科学会 日本整形外科スポーツ医学会 日本臨床スポーツ医学会 日本手の外科学会 日本リハビリテーション医学会 日本脊椎脊髄病学会 中部日本整形外科災害外科学会 日本小児整形外科学会 日本運動器科学会 日本股関節学会 日本脊髄障害医学会 中国四国整形外科学会 運動療法学会 西日本脊椎研究会 |
沖屋 康一 (副部長) |
日本脳神経外科学会脳神経外科専門医 日本リハビリテーション医学会リハビリテーション科専門医 香川県もの忘れ相談医 |
日本脳神経外科学会 日本脳卒中学会 日本脳血管内治療学会 日本頭痛学会 日本リハビリテーション医学会 日本救急医学会 日本臨床救急医学会 |